パースを取るコツを先生が見本で最初に描き、そのあと参加者のみなさんが熱心に描いていたとのことです。「次回もとても楽しみにしています」と担当の先生よりお話がありました。
私も芸大時代、作品制作、企画書制作前によくにデッサンをしました。デッサンは美術作品制作に必要な全ての基礎となる力を鍛えるために必要なものです。デッサンが描けると、観察力が身に付きます。陰影の強弱や構図のバランスの良さ、光と影、モチーフの色や形を表現することが自然と自分の作品に取り込めるようになり、作品のクオリティーが上がります。そして、自分の描いた作品や立体作品にも、客観的に判断ができるようになります。
作品だけではなく、日常で生活していても観察力がつくと、考える力につながると思います。美術だけではなく、音楽や、料理など幅広い分野の応用に繋がっていくのではないでしょうか。美術に触れると日頃からよく「観る」ことを意識して生活するようになるのだと思います。
写真は先生が昔描かれたデッサンです。ガラスケース越しなので、光が入って反射してしまっていますが、モノクロ写真みたいに描かれてます。サイズは10号ぐらいでしょうか。かなり大きなサイズです。
▲デッサンの写真は富さんが撮ってくれました。ありがとうございます。