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今月の井戸端会議は蓄音器コンサート

 吹上で「蓄音器ミュージアム」を開設しておられる渡邊様に、今年も蓄音器(英国 EMG社製 マークⅨ 1932年製造)を持ってきていただきました。クラシック、歌謡曲、海外の曲など40曲もの昔懐かしい音楽を聴かせていただきました。今日は、渡邊さんが蓄音器ミュージアムを開設するに至った幼少期に始まる長い物語も聞かせていただきました。大学で音響学の先生をされていた方や、ビクターで音響装置開発携わってきた方など、コンサートが終わっても話が尽きませんでした。

 今日は35名の参加でしたが、多くの方は初めて蓄音器に触れたようで、様々な感想を持たれました。蓄音器で美空ひばりを聴くと、兄弟で過ごした昔の思いが蘇ってきます。そこに歌手が立って歌っているようです。ここにピアノがあることを感じさせてくれます。この曲の最後に打楽器が入っていたのを今日初めて知りました。こんな音がでるんですね… 渡邊さんがおっしゃる、蓄音器から出る「魂の入った音」は体験しないと分からないのかもしれません。電気吹込みではなく、旧吹込みの珍しいPOLYDOR社のレコードを持って来られた服部さんは大学で音響学を教えていた方で、針(鉄針、竹針、さぼてん針)の違いで変わる音の違いに聴き入っていました。そうなると、曲ごとに針の種類まで指定するなどして音の違いを楽しみました。 (平成30年10月19日)

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