大正地区センター ブログ

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「蓄音器」って、いいね!

今日の井戸端会議は、珈琲を飲みながら蓄音器でSPレコードを聴きました。蓄音器は、横浜蓄音器ミュージアムの渡邊館長がご持参くださいました。

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今日の主役は、1932年製 EMG社マークⅨ

 

参加者から質問、「耳が悪いので、いつも聴いているCDやテレビの音は疲れる。でも、蓄音器の音は、何か、心に響くような気がするけど...これはなぜかな?」 渡邊館長、「CDでは音を数値化(デジタル)して書き込むので、その時、魂が抜けてしまう。でも、アナログでは魂が残るので、それを聴いた時、魂が心に響くんです。デジタル化して、雑音やノイズは無くなったけど、魂も無くなったんです。」

お父様が収集された大正時代の貴重なSPレコードをお持ちになった方もいました。今まで聴く機会がなく、今日、初めて聴けて感動したとのこと。小学校時代に先生が歌ってくれた曲をリクエストする方など...リクエストが尽きません。鉄針、竹針、サボテン針の聴き比べもさせていただきました。サボテン針は植物のサボテンですよ。竹針、サボテン針はすぐに擦りきれて、レコード1枚を聴くことはできませんでした。針、振動板などの消耗品は全て渡邊館長の手作りです。部品が摩耗したり、壊れたりしても大丈夫とのことでした。今日の参加者は21名、これからも面白いイベントを企画していきます。

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  これはサボテン針     この音、実際に聴かないとね